「ねえ、そろそろ学校に行く日が近づいてきたね。ゴールデンウィークは楽しかった?」
「うん、楽しかったけど…学校に行くのがちょっと不安…」
こんな会話が聞かれるご家庭もあるかもしれません。
特に進学した生徒に多いことです。
そんな時にどのような声かけをするのがいいかを考えてみたいと思います。
「わかるよ、ゴールデンウィーク明けってちょっと難しい時期だよね。」
まず、その気持ちををのまま受け止めてみましょう。がんばって学校に行ってやっと慣れてきたところでのGWは子どもたちにとってはホッとする時間。あ~、また大変な学校が始まるんだな?と気持ちが沈むのもわかります。
「どんなことがいやだったり不安なのかな?」
などと具体的に聞くのもいいかもしれませんね。
その不安や嫌なことをそのまま返します。
例えば、
「だって、勉強難しいしもっと宿題出されそうだからなあ」
に対して
「そう、勉強難しいし、もっと宿題出されそうで嫌なんだね。」
といった具合です。否定せずその気持ちを受けとめてあげてください。そのうえで何か楽しみになること、ポジティブになることなどを一緒に考えたりするのはどうでしょう。
例えば
「新しい友達との再会や楽しい授業、お気に入りの給食を思い出してみると、学校に行くのがちょっと楽しみになるかな?」
もし、このような声掛けでポジティブな気持ちになれれば
その気持ちになったことを心から褒めてあげましょう。
そして、学校へ行くのは大変だし難しいこともあるのはわかっていること、何かがあれば一緒に考えてみようと提案してみてください。大切なことは、一緒に考えていくことです。ポイントは「一緒に」です。自分が納得したことでなければできないので、相談しながら進めてくださいね。
それでも何かありましたらご相談ください。一緒に考えてまいりましょう。